元・映画嫌いの映画紹介~みかんの丘~

こんばんは。
久しぶりの映画紹介です。

 

このシリーズについて

 

・シリーズを通してそんな映画あったなと浸ったり、
 新しい出会いがあればうれしいです。
・基本ネタバレを避ける方向でいきます。(もしある場合は注意書きします)
・本当に紹介(基本的に名作中心)。考察はそんなにしません。

 

目次

 

1. 今回紹介するタイトル

 

  みかんの丘(監督:ザザ・ウルシャゼ)

みかんの丘(字幕版)

みかんの丘(字幕版)

  • レンビット・ウルフサク
Amazon

 

2. 公開年

  2013年

 

3. オススメ度

 
  ☆☆☆☆☆(満点:☆5つ)

 

4. 注目ポイント

 

  ・ジョージア映画観たことあります?
  ・いい意味でスケールの小さい戦争映画
  ・登場人物も多くはないので観やすいです

 

5. 所感


  まず、タイトルについて。
  「みかん」ではなく厳密には「オレンジ」か「マンダリン」の類(たぐい)。

 

  次に、国について。
  「ジョージア」です。もう「グルジア」ではない。

 

  いちゃもんをつけた感じになりましたが、映画の内容はとても素晴らしいです。
  映画嫌いだった私が映画好きになるきっかけになった映画の1つです。

 

  あらすじは下記の通りです。
  舞台はジョージアの紛争地帯にある集落。
  みかん(オレンジかマンダリン)農家を営むエストニア人が
  2人の負傷兵(敵同士)を匿うのですが、
  敵であるが故に負傷兵は揉めてばかり。
  それでも農家は世話をし続けると……?

 

  戦争映画というものは戦闘シーンなどで
  派手にスケールを大きく見せることが多いです。
  例えば、ベトナム戦争を描いた「プラトーン」なんかは
  ベトナム戦争の過酷さも描写できていますが、
  戦闘シーンはかなり派手です。
  (冷戦を象徴するような戦争なのでスケールが大きくて
   当然といえば当然ですが。)

 

  こちらの「みかんの丘」は
  集落、さらには一軒家での負傷兵・一般人の人間模様という
  戦争映画らしからぬスケールの小ささで地域の紛争を描写しています


  戦争映画ではそのスケールの大きさ故に
  命の尊さや悲惨さばかりに目が行きがちですが、
  スケールを小さく、人間模様を中心にしたことで
  
  歩み寄れそうでそうはいかない、
  戦争・紛争を終わらせたくてもそうはいかない、

 

  人間らしい悲しさ、難しさ、モヤモヤを描写することができています。

  
  戦争映画は長いことが多いですが、こちらの映画は1時間30分程度ですので
  休日に観ることができるのではないでしょうか。
  また、前提知識もほとんど必要ないです。
  (「旧ソ連の地域では紛争などがある」を念頭に置いて観るぐらいです。)

 

  ぜひ鑑賞してみてはいかがでしょうか?

  今回はここまでです。ありがとうございました。