こんばんは!
今回は映画紹介の番外編ということで、ファスト映画や映画解説動画(※)
について書いていきたいと思います。
今更!?という感じですが、読んでいただけると幸いです。
もちろん私は反対の立場ですが、考えてみると確かにそういう需要も
あるよな~という感じです。
あと、これを読んでいただければ、なんで私が映画「紹介」に
とどめているか分かっていただけると思います。
※以下本記事では動画サイト等で「観れば映画の内容が分かる!的な動画」を
まとめて「ファスト映画」として記載します。
目次
1. そもそもなぜファスト映画が観られているのか
①映画以外のコンテンツがいっぱいあるから
昔に比べて人々が触れるコンテンツはかなり増えました。
そのおかげで映画に割ける時間はかなり減っているでしょう。
様々な面白いモノがあふれている世の中で、2時間を超えるコンテンツは
正直重たいです。
時代の流れといえばそれまでなのでしょうか。
②他の趣味に比べて拘束時間が長め
①でも書きましたが、映画は拘束時間が長いです。
さらに言うとタイムパフォーマンスの面で優れているというわけでは
ありません。
映画は2時間を超えることがほとんどです。
2時間で好きなyoutuberの動画を何本消化できるでしょうか?
2時間でマンガを何冊読めるでしょうか?
アニメやドラマは何話視聴できますか?
などなど、映画を1本観るという行為は他の趣味に比べて数をこなす
のが難しいですし、面白くないものを観た場合のロスが
比較的大きいです。
そう考えると、ファスト映画を観るということは、効率的かつ
リスクも少ないという気がします。
③見栄
かなり抽象的ですね笑。
他人からよく見られたいことと、映画が何の関係があるの?という
疑問があるでしょう。
まずは「流行についていきたい」です。
話題作や地上波で放送される映画の話題についていきたい、
みんなの知っていることは自分も知っているし、語ることもできる…、
こんな感じでしょうか。
もう一つは、「教養があるように見られたい」です。
映画は教養みたいなことを聞いたことがあり、そう見られたいという人。
あるいは何か語れるものが欲しい(何かに詳しいように見られたい)
という感情がある人。
こんな感じの人がいるのです。
これに関しては世の中が悪いというか、映画好きが悪いというか、
なんというか…。
よく「映画は教養だ!」という感じで映画を観ることをやたらに
勧めてくる映画好きや年上の方がいますが、ぶっちゃけエンタメと
言われればそれまでです……。
教養かもしれませんが、あくまでも教養の一つに過ぎないということを
お忘れなく。
2. 理解できない点(本記事で伝えたいこと)
もともと映画が好きではなかった私からすれば、ファスト映画を
観る層の気持ちも分からなくもないです。
しかし、気持ちが分かるだけで賛成はしないですし、むしろ
「やめとけよ、そのやり方。」感じです。
以下、私の考えです。
①それ本当に正しいの?
これ映画に限らず、本の要約とか感想を聞いたりする時も
頭の片隅にでも置いておいた方がいいです。
その動画は本当に正しいのでしょうか?
その動画を作った人が、元の映画をちゃんと観た、問題なくストーリーを
追えていた保証はどこにあるのでしょうか?
正しいかどうかは元の映画を観た人間にしか分かりません。
また、解説を鵜呑みにする人もそれはあくまでも解釈の1つであり、
唯一の正解ではないことを覚えておいてください。
どんなにそんな動画を観て他人にその内容を語ったとしても、
あなたの口から出る言葉は、正しいかどうかわからない借り物の言葉・考え方
でしかないのです。
動画を観て映画の内容を把握したともしても、結局その程度なのです。
②映画の要素はストーリーだけではない
ファスト映画を観る層は、ストーリーだけ分かればOKという人が
ほとんどではないでしょうか。
映画の要素ってストーリーだけですか?
画面の構成、俳優の演技、BGM、セット、カメラワーク…etc
色々ありますよね。
これらについて、ファスト映画でしっかりと味わうことはできません。
さらに、これらに気付ける感性は育たないです。
腰を据えて、最初から最後まで映画を観てみませんか?
3. 最後に
読み返したら、若干きつめの文章で自分で引いてます……。
すみません。でも、やっぱり反対なのです。
映画を観るのに時間を割きたくないのだったら、それでいいのです。
映画が好きではなかった時、映画を観なかったとしても
私は生きていく上で特に困りませんでした。
ファスト映画にかける時間を他の時間に使った方が有意義です。
映画との向き合い方、少し考えてみませんか?
今回は以上!ありがとうございました~。